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トロフィー用語集【製法】

エッチング
投稿日:2015年07月06日

エッチングとは


腐食作用による彫刻加工の技法


エッチング(etching)とは、薬品などの腐食作用を応用して、金属やガラスの表面に凹凸をつける技法のことです。従来からある定番の加工法で、「腐食」ともいいます。金属にしっかりと凹凸が表現されるので、印刷のみの表現に比べて装飾効果が大きく、重厚な仕上がりが特徴です。近年では、ガラスに砂を吹きつけて彫刻するサンドブラストやガラス彫刻などの技法もガラスエッチングと呼ばれ、エッチングに含まれます。

凹部に色入れもできる


エッチングの工程としては、まず、文字やロゴなどのデザインデータ(版下)をもとに版を作ります。その後、版を利用して対象となるものに腐食処理を施し、凹凸をつけていきます。凹部分には色を入れることができます。ただし、グラデーションや複雑なカラー表現はできません。同じデザインであれば、版代は色数に限らず1版ですみますが、個人名などの差し替えがある場合は、別途版が必要になります。

使われている表彰品


おもに真鍮や銅製の金属表彰板の彫刻加工にエッチングが用いられています。金属表彰板は、真鍮ヘアライン(※)、真鍮銀メッキヘアライン、真鍮ニッケルメッキヘアライン、銅板ヘアラインなど、プレート自体の表面仕上げや色が多彩。また、紙の表彰状に比べて、楯、額、ブック型、スタンド型など商品も多様で、さまざまな飾り方を選択できる点が魅力です。表彰状や認定証などの表彰品をお探しの方は、金属表彰板についても一度ご覧になってはいかがでしょうか。

※ヘアライン:単一方向に髪の毛ほどの細かい傷をつける金属の加工法で、つや消しの効果があります。より金属の質感が際立つ仕上げで、落ち着いた雰囲気になります。

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